面内変形性能試験データ

■試験項目 動的加力試験

■試験体 試験体取付け鋼製フレームに乾式免震構法(ロッキング構法)によって取付けしたALCパネル(t=100)に、ケーワンNF工法により片壁用軽量鉄骨下地組を行い、石膏ボード(12.5mm)をビス留めしたものを試験体とした。

■試験方法 試験は、JIS A 1414〔建築用構成材(パネル)及びその構造部分の性能試験方法〕6.19 組み立てられた非耐力用パネルの面内せん断曲げによる変形性能試験に規定された方法に準じて行った。

ケーワンNF工法による片壁用軽量鉄骨の下地組は、
横胴縁として、KX-303-NF900タイプ 及び KX-455-NF600タイプ
縦胴縁として、KY-303-NF900タイプ 及び KY-455-NF600タイプ
の4種類とした。

面内変形は動的加力によるものとし、変位測定点における水平変位角を表-1に設定し、各段階においての周波数を0.1Hz
(10秒間に1往復)、サイクルを50とし、次の部位の外観破壊状況を観察した。

・鋼製下地(ALCパネルとケーワン壁プレートの取付け部)
・タッピンねじ
・石膏ボード

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試験体下地割付図

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試験結果

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考察

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今回の試験では、各4種類の試験体において異常はみられなかった。
バー材の横胴縁タイプ(KX-303-NF900タイプ・KX-455-NF600タイプ)及び縦胴縁タイプ(KY-303-NF900タイプ・KY-455-NF600タイプ)の各動的加力試験時に観察されたことは、ALCパネルの変形に追従して、ワンタッチNFにセットされているバー材のスライドと壁プレートにセットされているワンタッチNFの回転移動であった。
そのスライド方向は、横胴縁の場合は水平方向、縦胴縁の場合は、鉛直方向であり、この結果ボード(石膏ボード)に局部的な力を与えるのを防ぎ破壊防止につながったものと考察される。
本試験より、ケーワンNF工法はロッキング構法(乾式免震構法)で施工された構造躯体の変形に柔軟に追従し、優れた免震性を発揮することが確認された。